意匠の審査基準の改定

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意匠の審査基準の改定

5月に意匠の審査基準の改定が行われました。
多くはハーグなどの国際意匠出願経由で日本に出願される外内の意匠出願に対応して、審査基準を緩和する内容になっております。

従って、海外出願が見込まれる案件に関しては基本的に従来どおりの方法で出願図面や写真を準備することをお勧めいたします。

以前は、不足している図面の作図や、余分な形状の削除補正などのお仕事をかなり頂いておりましたが仕事減りますね。(笑)

意匠出願の審査基準改定内容の詳細

1.「一組の図面」の要件廃止

意匠を明確に表す十分な数の図の提出があれば、提出する図の数は不問とします。

2.願書の【部分意匠】の欄の廃止

意匠登録出願について、願書の【部分意匠】の欄の記載が不要となります(パリ条約による優先権主張を伴い、

優先日が2019430日以前のものを含む)。

(分割出願や、特許または実用新案からの変更出願、補正の却下決定後の

新出願で、遡及出願日が201951日より前の部分意匠の出願については、

願書の【部分意匠】の欄の記載が必要。)

3.意匠登録を受けようとする物品以外のものの記載を容認

従来図面の中に意匠登録を受けようとする物品以外のものを表すことを許可されておりませんでしたが、

改訂後は、明確な図面の描き分けがなされているか、説明が記載されている場合は、意匠登録を受け

ようとする物品以外のものを図面の中に表すことが出来るようになりました。

4.中間省略の記載方法の緩和

従来電源コードなど、その中間部の図示を省略する際は、省略箇所について

2本の平行な1点鎖線で切断したように示し、その旨及び省略個所の図面上の寸法

を願書に記載する必要がありましたが、改訂後は、意匠の明確性に支障がない

場合は、様々な省略のための表現方法が出来るようになりました。


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意匠図面、意匠写真の専門家という立場でより掘り下げたデザインの話、知財の話、気になる情報を書き留めます。

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