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発明プロデユースとプロトタイプ

知的財産権を取得しても、最終的にはハードウエアにならないと価値が生まれない。
横浜発明振興会渋谷様のペット用櫛のケースを紹介したい。

この物品の特徴は、動物の毛を梳くときに、抜け毛をほとんど飛び散らすことなく、取り除きにくいアンダーコートを取り除き、捕集することができ、すぐに抜けてしまう不要な毛までも捕集ができることである。

本件は特許取得済みの案件(特開2014-13122)であるが、今回はプロデュースさせていただくことになったため、
一部を詳細せていただきたい。

特許はそもそも、思想や概念で権利を取得することが多い。
従って権利取得できても、実際製品化するまでには更に研究開発が必要となる。

権利の範囲は出願した明細書のクレームに示されているので、その範囲内で再度デザインしていく必要がある場合が多い。
最近はデザインしていない商品は売れないので、個人発明家が企業に売り込んでも相手にしてもらえないことが多い。
発明品は千三つ(千品目出しても当たるのは三品目くらい)と言われているようだ。

本案件ではデザインを見直し、試作と意匠出願図面(6月末出願済)の作成をお手伝いした。
完成したプロトタイプは次のようになった。

弾性体は磁石で保持された一対の櫛で挟み込む構造として、掃除したりする際に着脱自在になるようにした。
目の粗さが違う櫛に交換したりするのも簡単になった。

この段階で意匠出願する意味は大きい、たぶん分かる人にはわかる。

取っ手の部分と櫛本体をホールドするキャップは連続した形状にデザインした。

櫛の部分を分解した写真。内部の清掃が簡単にできる。

軸の部分に磁石を埋め込んだ。ヒンジを使わなくても90度回転して脱落しない。

櫛を90度に広げて弾性体の着脱が簡単にできる。

2本の櫛と弾性体はキャップにより確実にホールドされる。

現在知人を中心にモニターしていただいているが概ね好評のようである。
後日一般モニターの募集も行う予定のため、もし使ってみたいという方がおられたら連絡頂きたい。


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パテントドラフトマンの雑記帳

子供の頃から絵を描くことが好きだった。
そんなに才能があったわけではない。
いろんなことに挑戦したが結局は好きだった絵を描く仕事をしている。
そんな特許・意匠図面屋の日々、気になることなどを綴ります。
(2005-2006のブログ「パテントドラフトマンの日記」の続編です)

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