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意匠写真のパンフォーカス(CANON TS−Eレンズと OLYMPAS OM-D)

意匠出願において写真での出願はあくまでも図面の代用という位置づけだ。
一般に写真の世界では美しく、芸術的に撮影するためにいろいろなテクニックが使われる。
意匠写真では図面の代用であるから形状を特定することが最優先される。
影は極力出ないようにして、隅々までピントが合った写真を撮影するということだ。

さて本題である、パンフォーカスにするためには被写体から十分に離れて撮影すれば良い。
しかし、離れれば離れるほど写真のエッジが甘くなってシャープな画像にならなくなってしまう。
昔からブツ撮りのプロの必須のレンズと言えばこのチルトシフトレンズである。
(写真はWASSOで使っているレンズ、単焦点なのに定価20万円前後)

このようにレンズの首が折れて奥行方向の被写体深度が稼げる便利なレンズだ。
原理的には大雑把には次のような感じになる。

しかし最近は被写体深度をずらしながら撮影できるカメラがある。
オリンパスのOM-Dシリーズなどだ。
先日WASSOでも1台導入して実験してみた。

OLYMPUS ミラーレス一眼 OM-D E-M5 MarkII 12-50mm EZレンズキットブラック E-M5 MarkII 12-50mm EZ LK BLK E-M5MarkII1250LKBLK

チルトシフトレンズ単品の費用でレンズセットが購入できてしまうのだからすごい。
使い方は被写体の先端から少し奥にピントを合わせて撮影間隔(被写体深度の間隔)を設定すればあとはカメラが自動的にピントをずらしながら撮影してくれる。
OM-D EM-1markIIではカメラ内でパンフォーカスの合成までやってくれるが、購入したカメラはEM-5markII.
撮影した写真をPhotoshopに取り込んで合成作業を行う必要がある。

枚数が多いのでここでは最初のカットと最後のカット及び合成写真を紹介する。


最初のカット

最後のカット

被写体深度合成の写真

チルトシフトレンズで撮影したもの

どうだろうか、かなり良い結果が出ているのではないだろうか。
ただこれはインターバル撮影しているので被写体が揺れてしまうようなものには残念ながら使えない。
意匠写真の撮影では吊って撮影するケースも多いので厳しいかもしれない。
またあくまでも合成写真なのでつなぎ目がずれてしまったり、撮影間隔が長いとピントが合った部分とボケた部分が交互に出てしまうこともある。
やはり使いこなすには慣れが必要だろう。
時間がない時はやはりチルトシフトレンズを使ったほうが楽かな。

 


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パテントドラフトマンの雑記帳

子供の頃から絵を描くことが好きだった。
そんなに才能があったわけではない。
いろんなことに挑戦したが結局は好きだった絵を描く仕事をしている。
そんな特許・意匠図面屋の日々、気になることなどを綴ります。
(2005-2006のブログ「パテントドラフトマンの日記」の続編です)

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