意匠写真の補正

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意匠写真の補正

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外内出願 意匠写真の救済加工


海外から日本へ意匠出願を行う場合は、日本の代理人が依頼を受けて出願の代理を行うことになる。
しかし、審査がなく登録される欧州共同体などでは物品の形状を特定するための方式がゆるいため日本への出願では方式を満たさないものが多い。
優先権主張により出願期限が厳しい物もあるとは思うが、内容を精査して方式に従った修正を施したうえで出願している代理人は残念ながら少ない。(技術的に不可能である、あるいは同一性を重視するという判断かもしれないが。)
ここではそのようなことにならないように出願写真を加工して方式に合わせた例を紹介して外内出願の質の向上に役立てていただきたい。

下の写真はオリジナルのものである。

大きさもまちまちなうえパースが強くかかっており全く整合がとれていない。
最初に外形寸法をある程度調整して並べてみる。
次にイラストレータ等の作図ソフトで6面が整合するラフな外形形状図を作成して写真を整合するための下図を作成する。

直接フォトショップ上で合わせていってもよいのだが、各図を整合させるためにはまず外形形状を確定したほうが後に修正の手間が省ける。
それぞれの写真をイラストレータの下図に合わせて変形させるのだが、最初からワープなどを使って歪ませないほうが良い。

必要に応じて他の面のデータを取り込んで合成することも必要になる場合があるが、ブラシで塗るのではなくあくまで既存の面のデータを移植していく感じで埋めていく方が良い。
つなぎ目はコピースタンプ等で継ぎ目をぼかすと違和感なく出来る。

これらの細かい作業を繰り返すことにより図面と同じ精度の写真に仕上げることが出来る。

写真ではあるが下図を作って調整するというのがポイントだ。

写真やCGなどを加工して使用する場合は審査に図面の基準が適用されるので完全整合させる必要があるので注意されたい。

出願までに時間がない場合でも、最初の出願でアクションがかかることを想定して最低限の手当をしておけば、拒絶、審判査定まで行かずに済むと思われる。

下の写真が完成した状態である。
どこまで追い込めばよいか、参考にして頂ければ幸いである。

引用 D1401799,DM/072563


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パテントドラフトマンの雑記帳

子供の頃から絵を描くことが好きだった。
そんなに才能があったわけではない。
いろんなことに挑戦したが結局は好きだった絵を描く仕事をしている。
そんな特許・意匠図面屋の日々、気になることなどを綴ります。
(2005-2006のブログ「パテントドラフトマンの日記」の続編です)

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