パソコン出願への対応

このパソコン出願では書類は全てデータ化して電子書類とし処理する必要があります。この図面のデータ化には2つの方法があります。一つは図面をスキャナで読み込む方法、もう一つは図面をデジタルデータのままハンドリングする方法です。但し、後者は図面を手書きしている場合は対応できません。

図面のサイズは横170mmX縦255mmとなります。また解像度は200dpi、300dpi、400dpiが使用可能です。

弊社ではすでに100%デジタル化に対応しておりますので、図面をデジタルデータのままハンドリングする方法をお勧めしております。
それではデジタルデータのままハンドリングする場合どのような点がスキャナで読み込む方法に比べてメリットがあるのでしょうか。
1.デジタルデータ変換はプリンタ、スキャナ等のアナログメディア等を通さないので画像の劣化がない。
2.デジタルデータ変換はスキャナ等の不具合による読み込み時の曲がり、濃淡の調整不良による線のつぶれや飛びがない。
3.デジタルデータ変換は通信でデータの交換が可能であるため納品に要する時間を短縮できる
このようにデジタルデータ変換によるメリットは大きいのですが、パソコン出願のサポートソフトによっては完全に自動化出来ないものもありますので注意が必要です。
それでは実際に図面の品質がどのように違うのかサンプルを見てみましょう。次の各項目をクリックしてそれぞれの画像を開いてみて下さい。
 デジタルデータによる納品

パソコンによる出願の受け付け開始後、弊社からの納品については、従来の紙による納品からデジタルデータによる納品にさせて頂きました。図面データの通信での取り扱いについては次のような方法で処理しております。

1.弊社のFTPサーバーから直接データを取り出す。

弊社ではインターネット上にFTPサーバを開設しておりますのでいつでも、どこからでも汎用のFTPクライアントソフトをご用意頂ければデータを取り出すことが出来ます。

データは出願指示を頂いた時点で画像変換してお客様のファイルに入れますのでこれをダウンロードして頂くことになります。

暗号化の方式についてはお客様の通常使用されている方法に合わせることも可能ですのでご相談ください。

2.インターネットメールを利用する。

最近納品を電子メールにしてほしいというお客様が増えております。インターネットの普及により手軽に使える方式というのが魅力でしょう。当社では添付データのパスワード化やより安全性の高い暗号化によるデータセキュリティを推奨しております。

暗号化の方式についてはお客様の通常使用されている方法に合わせることも可能ですのでご相談ください。

意匠、商標のパソコン出願注意事項

2000年1月から意匠、商標のパソコン出願が開始されました。これに伴い書面で出願する場合には新たに電子化手数料を支払わなければならないことになります。

ここで意匠、商標のパソコン出願を行うために基本となる図面データの取り扱いについての注意事項を紹介します。事前準備のお役にたてれば幸いです。

===意匠出願===

意匠図面では特許、実用新案で使われているモノクロ2値データ(GIF,BMP)のほかJPEGのフルカラーデータも取り扱うことができるようになります。但しJFIF形式のデータでないと使用できませんので注意が必要です。

デジタルカメラのデータではJPEGデータであってもこのJFIF形式でない場合が多いので注意が必要です。従ってカラーデータを扱う場合はフォトショップなどのイメージ編集ソフトを準備しましょう。最近スキャナ等の付録でしか手に入れられなかったフォトショプライトが市販されるいようになりましたのでそろえておくことをおすすめします。

JFIF形式っていったい何かと疑問をお持ちの方も多いとおもいます、実際フォトショップなどでもこのような形式を直接選択することはできません。これはRGBのカラーモードを選択することでこのJFIF形式になりますので覚えておきましょう。

ちなみにグレースケールモードでもこのJFIF形式になります。通常印刷にはCMYKモードが使われており、インクペンキの色もこのCMYKの数値で指定することができますが今回はこれが使用出来ませんのでRGBに変換する必要があります。ここでCMYKとRGBでは色の構造が全く違いますので多少色合いが変わってしまうことはさけられません。色が重要な要素である場合は注意が必要です。

画像のサイズはモノクロ2値データ400dpiで各図面毎(正面図、平面図といった図面毎)に横150mm縦113mmととなります。いままでは各図毎にA4の用紙を使うことも出来たのですからだいぶ小さいサイズになってしまします。手書きで意匠図面を作っている場合などではだいぶ制約を受けることになります。意匠では基本的に各必要図面は同一縮尺である必要がありますので最大寸法になるものを基準に縮尺を決定する必要があります。

カラーデータではJPEGの200dpiで各図面毎(正面図、平面図といった図面毎)に横150mm縦113mmです。

今後意匠写真などをパソコン出願する場合もいろいろ注意する必要があります。特許図面等ではモノクロ2値しか扱わなかったのでスキャナなどはどんなものでもほとんど問題にはならなかったのですが写真をデータ化するのはテクニックが必要になります。当然読み込みも高価なスキャナと2〜3万円で買えるようなものでは読み込んだデータの質がかなり違います。またフラットスキャナでプリントした写真をスキャンするとハレーション(写真表面の光の反射)などの問題がありますのでこれらを押さえる処理を施したほうがよいでしょう。またフィルムから直接読み込むのであればフィルムスキャナなども便利かもしれません。しかしフィルムはゴミが付きやすいのであとでソフトでゴミとりなどをしようとするとかなり大変です。

===商標出願===

基本的には意匠出願と同様ですが最大サイズのみ横150mm縦150mmとなります。特許庁では横150mm縦150mmあるいは横80mm縦80mmの正方形を推奨していますがあまりギリギリのサイズにすると場合によってはサイズオーバーでラーになる場合がありますので注意が必要です。